ついに開業!【北陸新幹線 小松駅】 記念イベントレポート✨
みなさん、こんにちは!ついについに、2024年3月16日、北陸新幹線 金沢ー敦賀間が開通、めでたく【北陸新幹線 小松駅】が開業しました!!
2日間にわたり小松駅では開業記念イベントを開催。大勢の人たちであふれかえりました。にぎわうイベントの様子をご紹介します!
北陸新幹線小松駅 改札内へ
3月16日、まだほの暗い早朝5時半。すでに構内は、関係者や始発を待つ人たちが集まっていました。北陸新幹線小松駅の上りの始発は6時49分。真新しい新幹線のりばにワクワク!
この日開業したのは、金沢から敦賀までの区間です。小松、加賀温泉、芦原温泉、福井、越前たけふ、敦賀の6駅が誕生しました。小松からは東京まで2時間40分、大阪まで2時間14分、名古屋までは1時間57分とこれまでより到着時間が早くなり、より便利に!
しかも、駅から小松空港まで車で10分。小松は全国的にも数少ない【新幹線駅と空港が近いまち】として、さらに利便性が高まりました。小松空港はソウル、上海、台北への定期便も就航しているので、海外への中継地点としての存在感も一層高まります。
改札内は、小松の文化をデザインに取り入れています。歌舞伎のまちをイメージして、小松産の観音下石(かながそいし)を市松模様に。天井には、秋田杉と並び称されたという銘木、日用杉(ひようすぎ)。窓越しには、超大型油圧ショベルPC4000と超大型ダンプトラック930Eを見ることができます。
柱には九谷焼も。どーんとそびえる陶板も見事ですが、待合室の絵皿は花火が打ち上がったよう。作家さんの個性が際立っていて、ひとくくりにはできない九谷焼の多彩さと自由さが感じられる展示になっています。
開業式、そして初新幹線が到着!
5時55分には開業式典が行われました。当初の予定からは一年遅れで開業を迎え、感激もひとしおです。式典の後はホームで出発式。6時11分に敦賀を出発した〈かがやき502号〉を、今か今かと待ちました。福井、石川、富山と新幹線でつながった北陸。狭い通路は人でいっぱい。
ついに新幹線が到着!くす玉が開披され、スペシャルゲストのSixTONESの森本慎太郎さんが飯田琢巳駅長と「出発進行」を務めました。どんどんスピードを上げて次の金沢駅に向かう新幹線。皆、旗と拍手でお見送り…。短くも濃い、感激の瞬間でした。
早朝からにぎわう東口広場
小松駅前の広場では3月16日、17日の2日間、開業記念イベントが開かれました。普段は車を乗り入れる場所にステージや屋台を設置して、広場一帯がイベントスペースに。
まず初日。東口広場では〈かに鍋〉の振る舞いを待つ長〜い列。カニが半身入った豪快なかに鍋が提供されたのですが、あっという間になくなりました。能登の牡蠣をじゅーじゅー炭火で焼いたブースも大人気。グルメ屋台は人だかりでした。
特設ステージでは、踊りに歌にさまざまな団体が会場を沸かせました。オープニングを飾ったのは、小松明峰高等学校吹奏楽部。他にも小松市立高等学校など小松市内には全国大会頻出の強豪校が揃っています。まちの人たちみんなが応援していて、演奏をいつも楽しみにしているんですよ。
続いて登場したのは、「小松もう大好き❣️隊長」ポムポムプリン!カブッキーはもちろん、能美市応援大使を務めるシナモロール、ひぽ能ん、ゆず美んと一緒に「小松 もう大好き!」のダンスを披露しました。
ブルーインパルスで祝賀ムード最高潮
午後には、小松駅の上空を、航空自衛隊のブルーインパルスが祝賀飛行。フェニックス・ローパスや、さくらなどの演目を披露しました。雲一つない青空に、大きなハートが描かれ、会場のボルテージは最高潮!大きな拍手に包まれました。
航空自衛隊中部航空音楽隊のステージでは、松任谷由美さんが作曲した小松駅の発車メロディーが演奏されました。これは松任谷正隆さんが吹奏楽用に編曲したフルバージョン!そのお披露目ということもあって…なんと、松任谷夫妻がステージへ!会場はもう大興奮!お祝いムード一色です。
体験コーナーも充実
ステージに負けず劣らず、体験コーナーも盛り上がっていました。こちらは超高精細映像ディスプレー。恐竜が目の前にいるかのような迫力ある映像に、子どもたちは大喜び。
航空自衛隊のパイロットなりきり体験も!
こちらは、招き猫の絵付け体験。
小松駅の周辺で出土した、本物の弥生土器のかけらを触って分類しようというコーナーや、土器を組み立てるパズルもありました。
2日目も多くの来場者が!
2日目は一転の雨模様でしたが、この日も大勢の来場者が。NHK「おとうさんといっしょ」のミニコンサートは、駅舎からも多くの人たちが観覧。雨雲を吹き飛ばす勢いの熱いステージが続きました。
こまつの石文化がパフェに
2日目の体験教室も子どもたちに大人気。小松の石の文化をパフェに仕立てたワークショップは、火山岩から始まり、管玉などの素材だった緑色凝灰岩や、九谷焼の花坂陶石、観音下石など、石に見立てたお菓子を層にして重ねていきます。
小松の特徴的な石、緑色凝灰岩は抹茶チョコで。管玉に模したのは、抹茶パウダーをふりかけた筒状のチョコ。原料となった石と管玉を一緒に入れることで、同じ時代に同じ場所で作られたという証拠になるそう。小松の歴史とともに、地層の謎解きを楽しみました。
笑顔がいっぱいの市民公園
小松駅西側の市民公園にはたくさんのキッチンカーが並びました。中央の飲食スペースは大きなテントが張られていたので、雨なんてお構いなし!多くの人たちが飲食を楽しんでいました。しかも、小松駅にはさまざまな場所にベンチスペースが設けられているので、思い思いの場所でのんびり過ごすことができます。
2日目は、市民公園のステージも全開。「ほくりくアイドル部」は初日に続いて、こちらでも元気いっぱいの歌とダンスを披露してくれました。
こまつプリン親善大使でもある「ほくりくアイドル部」。この日、新曲として初披露したのは「コマツデマツ」!
お旅まつり、こまつプリン、塩焼きそば、小松うどん…と、小松のキーワードが散りばめられた小松愛にあふれる歌詞、これはもう熱狂しかない!
名物、餅つきネタで会場を盛り上げたのは「クールポコ。」のお二人です。1回目の東口ステージのライブからどんどんヒートアップ、ついに西口のステージでは客席に乱入!お客さんの目の前で何度もネタを披露してくださるという、みんな大喜びの温かいライブになりました。
期待の花満開のこまつ
こちらは、Komatsu九にある「コワーキングエリア」。イベント会期中は、子どもたちも参加してふせんアートを楽しみました。
桜の形のふせんに書かれているのは、小松の好きなところや、こんな小松になってほしいなという期待など。「小松大好き♡」というメッセージもたくさんありましたよ!2日間で大きな桜の木が満開になりました。
2024年3月16日、小松市に新幹線駅がついに誕生。期待はどんどん膨らみます。陸路もさらに便利になった小松、市内外の人たちが小松駅を拠点として、これからもっと広くもっと深くつながっていきます。
そして、ここからがスタートです。まちなかでは趣向を凝らしたさまざまなプロジェクトが始動していますよ。小松市ではこれからも〈笑顔にあふれる素敵なまち、小松〉をみんなで盛り上げていきます!
熱気みなぎる元気な小松へ、みなさんもぜひお越しくださいね。お待ちしています!!