【まもなく北陸新幹線駅開業】第4弾!小松のみなさんに聞いてみました
2024年3月16日の北陸新幹線「小松駅」開業に向けて、盛り上がる小松の様子をお伝えする【まちのみなさんに聞いてみました】シリーズ。
第4弾は、小松菓子業組合の代表を務める「長池彩華堂(ながいけさいかどう)」の長池正(ながいけただし)さんにお聞きしました。
加賀せんべい処「長池彩華堂」
「長池彩華堂」は、旧北国街道沿いにあるお煎餅屋さん。ほんのりとした甘さとコクが癖になる〈味噌煎餅〉や、生姜がぴりっと効いた〈柴舟〉といったお煎餅のほか、口の中でとろける豆大福、見た目もキュートな砂糖菓子なども販売しています。
工場の中はお煎餅を焼く、甘い香りでいっぱい!店主の長池正さんは、初代から受け継いだ製法を守り、一枚一枚手作業で、素材の味を大切にしたお煎餅を作り続けています。
看板商品の一つが、地元の〈加賀みそ〉を使った「おみくじ煎餅」。石川のお正月の伝統菓子「辻占」をヒントに2年前に開発した商品で、パリパリのお煎餅の中におみくじが。皆で楽しみながら食べてもらいたいという思いが込められています。
小松菓子業組合の新プロジェクトとは…
昨年、小松菓子業組合の代表に就任した長池さん。北陸新幹線の開通に合わせて何かできないかと、組合の仲間とアイディアを出し合い、小松をプリンのまちにしようというプロジェクトを立ち上げました。
なぜ、プリン・・・?
それはもちろん〈小松もう大好き❣️隊長〉の「ポムポムプリン」にあやかって!洋菓子、和菓子問わず、小松じゅうのお菓子屋さんが〈こまつプリン〉として、それぞれ趣向を凝らしたプリンを作ったら面白いんじゃないか。新幹線開業を祝ってプリンで小松を盛り上げようという、菓子職人軍団のお茶目なプロジェクトなのです。
プリンといっても、いわゆる生菓子のプリンとは限りません。たとえば、長池さんのお店では、プリンのお煎餅を開発中!プリンのレシピをお煎餅にしたらどうなるか、専門店の名に賭けた挑戦をしています。味はもちろん、口溶けも生のプリンに近づけたいとのこと。どんなお煎餅になるのか、楽しみです。
そしてもう一品は、抹茶プリン。こちらは、息子さんの俊佑(しゅんすけ)さんが担当しています。試作の結果、カラメルの代わりに葛食感の抹茶をアクセントに。プリンと絡めて食べると濃厚な抹茶の香りが口の中に広がります。これから調整を重ね、完成は3月とのこと。こちらも待ち遠しくてたまりません。
小松名物に!【こまつプリン百物語】
【こまつプリン百物語】と名付けられたこのプロジェクトには、小松市内の20軒余りの店が参加予定です。洋菓子、和菓子、ベーカリー。それぞれのお店が、自分たちの店のルーツや思いを〈物語〉としてプリンに込めるとのことで、小松の職人魂に触れることができる、奥の深いプリンなのです。
全ての「こまつプリン」が揃うのは3月上旬の予定ですが、すでに店頭に並んでいるお店もあるそう。小松菓子業組合では「こまつプリンマップ」を作成するとのことなので、ぜひ、マップを片手にプリン巡りをしてくださいね。
「北陸新幹線小松駅」開業への期待
さて、この【こまつプリン百物語】プロジェクトに力を注ぐ長池さんに、北陸新幹線小松駅開業への期待を伺いました。
加賀せんべい処 長池彩華堂
[営業時間]8:00〜17:00
[定休日]不定休
[住所]石川県小松市今江町7丁目669番地
[電話番号]0761-23-0761
3月16日の新幹線駅開業を祝い、小松を盛り上げようと、市民のみなさんも着々と準備を進めています。小松のまちなかカウントダウン、どんどんお伝えしていきますよ。お楽しみにー!