世界がとても近くなりました
小松に住む人たちの本音をお伝えする「まちのみんなの声」。
第3回目は、宮内(みやうち)さんご一家です。
Q. なぜ、小松市に?
[ご主人]
神戸で経営していたアンティークショップのお客さんが小松市の方で、今から7、8年前にその方を訪ねて小松市を初めて訪れました。神戸と同じ日本でありながら、海、山、自然たっぷりで、とてもリラックスすることができて、すっかり気に入りました。その後は、年に2、3回は訪れていました。
Q. 遊びに来たときは、何をしましたか?
[ご主人]
アウトドアが好きで、夏は海、冬はスキーです。
神戸からだと車で4時間ぐらいでしょうか…。
Q. 小松市にお店ごと移住することにした経緯は?
[ご主人]
毎年、訪れるにつれて「ここならリラックスした人生を送れるかな」と感じ、移住の準備を進めました。
お店のウェブサイトを充実させ、ウェブを通じての販売実績が見えてきたところで移住をしました。 以前から、商品をコーディネートし、生活のシーンとして提案したいと考えていましたので、広い展示スペースが欲しかったのですが、神戸ではとても持つことができませんでした。そこで、家賃の安い地方で、商品をゆったりと展示できる店舗を持ち、ウェブで販売していくことを考えていました。
Q. 家賃が安いだけなら、候補地は他にもたくさんあるのでは?
[ご主人]
小松市に空港があるのが大きな理由です。 私は買付のために、年に2、3回はニューヨークに行きます。 神戸からだと、家から神戸駅、神戸駅から大阪、大阪から成田空港になります。ここだと、空港まで車で約10分、小松空港から成田空港まで1時間ちょっとで行けますので、圧倒的に海外が近いことが魅力です。
本当に「ちょっと行ってくるね」といった感覚です。あと、小松空港の国際線の駐車場料金が無料ですよね。 海外旅行によく行かれる方には、おススメです。
Q. 地域にすぐに溶け込めましたか?
[奥さん]
こちらの人は素朴でとても人懐こいと思います。悪い人がいません。
今は借家(※)に住んでいますが、ご近所さんから採れたての野菜をたくさんいただいたりします。神戸で暮らしていた時は周囲との関係があまりなく、それが当たり前と思っていましたが…。
(※)宮内さんは空き家有効活用家賃補助金制度を利用されていました
Q. 生活面で不便を感じることは?
[奥さん]
無いですね。情報は都会にいる時と同じですし、買い物にも不自由しません。大型のスーパーもありますし、普通のスーパーでとても新鮮な食材が売られています。逆に都会より便利だと思いますよ。
神戸は車で移動すると必ず駐車場が有料なので、駐車料金もかなりかかります。こっちでは駐車料金を払ったことがないかも知れません。
Q. 娘さんはすぐに慣れましたか?
[奥さん]
やはり、子どもは順応するのが早いですね。小学校のお友達もお店に遊びに来てくれます。自然たっぷりの環境で育つことは、子どもにとても良いことだと思います。
Q. 小松市のお気に入りは?
[ご主人]
海と山がある自然です。
毎朝、犬の散歩をかねて、木場潟公園をランニングをしています。木場潟と白山の風景は素晴らしいですね。
[奥さん]
イメージですが、神戸のときには感じなかった、「空気の動き」です。
朝、空気が冷たくなったり、動いている感じが好きです。
Q. ご主人の夢は?
[ご主人]
現在、オリジナルのトートバッグも制作、販売していますが、トートバッグに使われる生地そのものから作りたいですね。小松市に来てからその可能性が広がったと思います。
(取材は2015年9月)
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