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こまつは暮らしに“ちょうどいい”まち

小松に住む人たちの本音をお伝えする「まちのみんなの声」。
第1回目にご登場いただくのは、濱上(はまがみ)さんご一家です。

濱上拓三さんご一家
ご主人の濱上拓三さんは、石川県白山市出身。地元企業に就職したが、転勤のため7年間千葉県で暮らす。長男の小学校入学を機にUターンし、2012年12月に小松市に新居を構えた。
▶︎家族構成  ご夫婦、長男、次男

Q. もともと小松市に縁があったのですか?

[ご主人]
兄弟や親戚がいます。妻が小松生まれです。
私自身は石川県白山市の旧美川町に生まれ育ちましたが、小松に母親の実家があったことから、子供の頃は毎週のように遊びに来ていました。地元の大学を卒業後は小松に本社を置く企業に就職し、結婚を経て転勤、千葉県市川市で7 年間過ごしました。


Q. Uターンを考えたきっかけは?

[ご主人]
きっかけは、長男が小学校に入学するので生活の拠点を構えたいと思ったからです。ただそれ以前から、いざというときに頼れる親兄弟がいる地元に戻りたいという気持ちがありました。子育てのこともありますし、東日本大震災があって意識が変わりました。


Q. 移住先として小松市を選んだ理由を教えてください

[ご主人]
職場が近いことを始め、生活環境や交通インフラ、子育て施策などを考慮して総合的に判断しました。小松市は金沢市近郊の自治体に比べて地価が安く、同じ予算でゆとりのある住まいが手に入るというメリットもありました。


Q. ほかに移住の候補地はありましたか?

[奥さん]
通勤圏内で他にもいいなと思う自治体があったのですが、仮住まいができるアパートがなかったので候補から外しました。

家を新築するなら、とりあえず住んで四季を体験して納得してから建てたいですし、建てている間、暮らす場所も必要です。その点、小松にはアパートがたくさんあります。


Q. 地域にすぐ溶け込めましたか?

[ご主人]
地域の行事を通していろんな世代の人と交流しています。
千葉に居た頃はほとんど近所付き合いがありませんでしたが、こちらは地域の行事が盛んで、いろんな世代の人と交流ができる場があります。

私は来年初老を迎える男性が集まる「初老の会」、和太鼓の演奏活動をする「和太鼓保存会」などに参加しています。私達同様、新しく地域に入ってきた人も少なくありませんよ。


Q. 奥様も再就職されたそうですね。

[奥さん]
子供が保育園に入所できたので、就職活動もできました。

千葉に居た頃も仕事をしたかったのですが、保育園はどこもいっぱいで空きがありませんでした。その点、小松市は待機児童ゼロということで、子供達が保育園に入所してから就職活動をし、仕事を見付けることができました


Q. お子さんは小松暮らしを楽しんでいますか?

[奥さん]
自然の中での遊びや体験を満喫しています。

昆虫採集など、自然の中での遊びを満喫しています。祖父母の家に行けば、山でタケノコを掘ったり、畑でジャガイモを収穫したりと、都会ではさせたくてもできないことが日常的に体験させられますし、親としても嬉しいですね。

小松は海にも山にも近く、豊かな自然を遊びを通して楽しめる
木場潟や河川では、カヌーやボートなども盛ん


Q. ご夫婦でも小松を楽しんでいますか?

[ご主人]
地元の祭りを楽しんでいます。
小松では毎年5月に「お旅まつり」という大きなお祭りがありますが、神輿を担いだり、太鼓を叩いたりと参加して楽しんでいます。伝統的な行事があることで、一年の暮らしにいいリズムが生まれているように思います。

[奥さん]
ボクササイズ!小松市が主催するボクササイズの教室に通っています。市の広報で参加者を募集しているのを見て申し込みました。小松は気軽に参加できるスポーツ教室やイベントが充実していると思います。


Q. 家族で行けるレジャースポットはありますか?

[奥さん]
JR小松駅に隣接する「こまつの杜」と「サイエンスヒルズこまつ」がオススメです。子供達が科学やものづくりに気軽に親しめる施設です。わが家では、工作や実験に挑戦する「宇宙の学校」のプログラムに親子で参加しています。

こまつの杜
サイエンスヒルズこまつ


Q. 都会と生活面でのギャップで困ることはありませんか?

[ご主人]
千葉にあるもので小松にないものはありません。車さえあれば買い物には困りませんよ。それどころか、都会では高いお金を出さないと買えない新鮮な魚や野菜が、こちらでは普通にスーパーに並んでいますから、食の面では小松が断然強いです。


Q. 逆に都会にはなくて小松にはあるものは、何ですか?

[ご主人]
美味しい水です。千葉では震災後、水道水は飲まずにペットボトルの水を購入していました。小松に来てからは水道水が安心して飲めますし、本当に美味しいんです。水のありがたみを実感しています。


Q. 住んでみて分かった小松の良さを教えてください。

[ご主人]
街・海・山へのアクセスの良さです。
Uターンしてきて、金沢までのアクセスが格段に良くなったことにビックリしています。金沢の繁華街まで車で1時間もかかりませんからね。
一方、小松の中心部から車で10分ほど走れば海や山にも行けます


Q. 交通面では小松空港も身近にありますね。

[ご主人]
飛行機は乗っても見ても楽しいですよ。
小松空港があるので首都圏へも1時間で行けます。全国的に見ても空港があること自体珍しいと思うのですが、小松空港は更に航空自衛隊との共用空港という特徴があり、航空祭などのイベントも行われているんですよ。


Q. ライフスタイルや気持ちの面で変化はありましたか?

[ご主人]
星が見える静かな夜を楽しんでいます。都会で生活していると気持ちの余裕がありません。夜も明るく、ざわざわとしています。小松の夜は静かで、星が見えます。

どちらがいいかは人それぞれですが、私達は、昼は昼、夜は夜の当たり前の暮らしを大切にしたいです。


Q. 小松の“いいもの”を教えてください。

[奥さん]
木場潟越しに見る白山の風景です。特に晩秋から夏の初め頃までの雪を被った白山は絶景で、見るたびに癒されます。平成27年5月17日(日曜日)には「第66回全国植樹祭」が木場潟公園を中心に開催されました。

[ご主人]
「小松うどん」です。コシのある麺と透明感のある出汁の「小松うどん」は、地元で昔から美味しいと評判で、私達も千葉へのお土産によく買っていました。

名物の「小松うどん」


Q. 小松市をひとことで言うと?

[ご主人]
“ちょうどいい”まちです。
まち自体がコンパクトにまとまっている。公共施設や店舗、病院、学校などが揃っていて生活に不便がない。にぎやかな金沢にも、心癒される海や山にもアクセスがいい。

小松には、“ちょうどいい”という言葉がぴったりです。

(記事公開は2018年11月30日)


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