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【潜入!小松のおすすめスポット】東園地が完成! みんな大好き〈木場潟公園〉

こんにちは。市内在住の方に「小松で好きな場所はどこですか?」と聞くと、必ずと言っていいほど挙がるのが〈木場潟公園〉。年間80万人の利用者で賑わう、南加賀を代表する県営の都市公園です。

4月にオープンしたての東園地を含め、〈木場潟公園〉の魅力をたっぷりご紹介します!

木場潟公園マップ

見事な白山の眺望! 自然に親しむ公園

小松市のほぼ真ん中にある〈木場潟〉は約5300年前に海がせき止められて原形ができあがった海跡湖です。〈木場潟公園〉はこの潟をぐるっと囲んだ、一周6.4キロメートルの自然水郷公園

水上は9コースを備えたカヌー競技場になっており、東京オリンピック・パラリンピックの事前合宿も行われました。

なんといっても木場潟越しに見える白山は絶景!季節や時間、天候でも異なる表情を見せる白山の眺望を楽しみながら、潟の周りを気持ち良さそうにウォーキングやジョギングをする人たちも目につきます。 

年間を通して180種ほどの野鳥が見られるほか、アシやハスなどの水際植物絶滅危惧種のガガブタやアサザなどの水生植物桜やツツジをはじめとした花木もたくさんある和みの公園です。

木場潟公園は潟の東西南北に入り口があり、それぞれに特徴ある園地が設けられているんです。順番にお教えしますね。

レジャーゾーン【南園地】

国道8号線の木場インター側(加賀市側)から一番近いのが【南園地】ボート乗り場、貸し自転車、釣りのできる桟橋があるレジャーゾーンです。そしてここには水辺のお花畑〈潟の花園〉や薬草園も。

今、〈潟の花園〉はカキツバタやハナショウブが見頃。花を楽しみながらゆっくりと過ごすのもおすすめです。

南園地の貸し自転車
大人は300円、小人は200円でレンタル可能(90分)
南園地のボート乗り場
4〜10月はボートも楽しめる(20分310円)


景観ゾーン【西園地】

広々とした木場潟越しに、真正面で白山を望めるのが【西園地】。一番静かでくつろげる大人エリア。

ここにはガラス張りの展望休憩所とカフェレストランがあって、雨の日でも室内から眺望を楽しめます。

西園地からの白山の眺望
木場潟越しに見える白山
西園地の無料休憩所
無料休憩所の中からも白山を眺められる
西園地のカフェレストラン
休憩所の近くにあるカフェレストランも大きなガラス張り


健康ゾーン【北園地】

国道8号線の蓮大寺インター側(金沢側)にあるのが【北園地】。このエリアは運動広場が整備されていて、グラウンドゴルフやソフトボールなどができるようになっています。

大きな木が茂っていて木漏れ日が気持ちいいのも、水面に一番近いのもこちら。木場潟を吹き抜ける風を感じつつ、夏は暑い日差しを遮りながら、白山の眺めを満喫できます。

北園地の様子
木場潟公園にはあちこちにベンチが備えられていて休憩できるのも魅力
北園地から見る木場潟
広々とした木場潟の先には小松ドームが見える
北園地の遊具
園路沿いには小さな子どもたちが遊べる遊具も


スポーツゾーン【中央園地】

一番面積が広くて管理事務所や研修室などもあるのが【中央園地】グラウンドやパークゴルフ場、カヌーのナショナルトレーニングセンターもあって、展望台からその練習風景を見ることもできます。

大型遊具、野外ステージを備えた広場やドッグラン。そして、春には見事な「千本桜の園」と、遠足や家族連れに人気のエリアです。

中央園地のグラウンド
グラウンドにはスポーツを楽しむ人たち
中央園地の木場潟公園センター「メダカハウス」
木場潟公園センター「メダカハウス」
中央園地の遊具
遊具もたくさんある中央園地
中央園地のショベルカー型遊具
ショベルカーを模した遊具も
中央園地のドッグラン
有料会員制(ビジター利用も可能)のドッグランは、犬の大きさに合わせて3つのエリアがある


新しく加わった里山ゾーン【東園地】

そして今年の4月23日、新しいエリアとして加わったのが【東園地】
人と自然が共生する〈里山〉の魅力を体験する「新たな里山再生モデル」ともいえる公園で、いろんな施設があるんです。

東園地マップ

◆再生可能エネルギーを活用した「農業体験ハウス」

まず、駐車場から見て右側にあるのが、ガラス張りの「農業体験ハウス」
ここでは、小松市の特産「トマト」や、石川県が8年をかけて開発したフリージアの新品種「エアリーフローラ」、そして「ベビーリーフ」を栽培しています。

その栽培には〈再生可能エネルギー〉と〈省エネルギー〉の機器をフル活用。太陽光発電設備や、地下水や温泉水を使った冷暖房装置、気化熱の原理を利用したミスト冷却機など様々な技術を使って栽培する様子が見学できるようになっています。

東園地の農業体験ハウス
ガラス張りの「農業体験ハウス」
トマトなどを栽培する様子
小松市を中心に広がる「トマトの夏越し長期どり栽培」の様子
太陽光発電設備
隣接する太陽光発電設備は、太陽の光を発電とブルーベリー栽培にシェア

◆カフェや足湯もある「里山交流ハウス」

農業体験ハウスで作ったトマトやベビーリーフを味わえるのが「里山交流ハウス」の中にある「cafe 里山ノメグミ」。能登ヒバや日用スギなど、県産木材をふんだんに使った優しい空間です。

東園地の里山交流ハウス
東園地の利用拠点「里山交流ハウス」

ここで提供している、北陸学院大学 健康科学部 栄養学科の学生さんが監修したスムージーは、麹を使った砂糖不使用のヘルシードリンクです。トマトスムージー、グリーンスムージー、ミックスベリーの3種類あります。サンドイッチのほか、6月からはピザの販売もスタート。ぜひ採れたての野菜を味わってください!

トマトスムージー
園内で栽培したトマトを麹で甘味づけした優しい味わいのスムージー(450円)
キッズスペース
一角には木製の遊具やおもちゃ、絵本などがある

そのほか、ペレットストーブのある広い多目的ルームや、足湯も!アルカリ性単純温泉で、40度ほどに加温されています。夏は地下水で冷たい足湯になるとか。運動して汗をかいたあとに、気持ちよさそうですね。

東園地の多目的ルーム
200人ほど入ることができる多目的ルーム
東園地の足湯
加賀市から遊びにきたというかなたくん(10ヶ月)も足湯でニコニコ

◆小鳥がいる「展望デッキ」

里山交流ハウスの左手を登っていくと、ガラスフェンスで小さい子どもたちも見渡せる展望デッキが。来年春からは新幹線が通る様子も見える、とっておきのスポットになりそうですね。

展望デッキ
中央園地を正面に小松市内を広々と見渡せる展望デッキ
小鳥のオブジェ
いつ訪れても、小鳥が出迎えてくれます(笑)


◆高さにワクワク!「遊具広場」

展望デッキの脇をぬけてさらに上に登っていくと、大型の遊具がある広場へ。途中には伐採した木が転がっている里山の風景を楽しめます。ウッドチップも敷き詰められていたり、枯葉やふかふかの土を踏み締めて歩くことができる林道もあったり。すがすがしい空気に深呼吸!

広場の遊具は、高さ8.6メートル。かなりの高さとあって、遊べるのは6歳以上。滑り台は3種類。高さを生かしてダイナミックに遊ぶことができます。

敷き詰められたウッドチップ
里山を満喫できる公園
東園地の樹木遊具
高さ8.6メートルの樹木遊具
東園地の樹木遊具
一番上はかなりの高さ…


◆里山を考える「里山資源再生ハウス」

広場のさらに奥には、間伐材などで薪やチップ、ペレット燃料を作る工程を見学できる「里山資源再生ハウス」があります。

園内から木材を運搬する「林内作業車」や、丸太を薪にする「薪割り機」、薪からチップに粉砕する「破砕機」、チップからペレットを製造する「ペレット製造機」と様々な機械が。

東園地の里山資源再生ハウス
東園地の一番奥にある「里山資源再生ハウス」
ペレット製造機
チップから直径6ミリのペレットを作る「ペレット製造機」

石川県は約6割が里山といわれていますが、全国的に間伐などの手入れがされず放置されたままの人口林が問題になっているそうです。東園地では、里山を楽しんで好きになってもらうことで、里山の新たな再生につなげていきたいとのこと。

東園地では、里山の再生や森づくり体験、ガイドウォークなど、学ぶ・遊ぶ・体験できるプログラムを提供しています。現在整備されているのは5.3ヘクタールですが、どんどんエリアを拡大する計画もあるようで楽しみです。

東園地&小ヤギの愛称を募集・投票!

現在、東園地の愛称を募集しています!(2023年6月2日まで、ホームページから応募)

そして、園内で飼育している小ヤギたちの愛称の投票も!(2023年6月1日〜10日、園内投票)

東園地の白ヤギ
もりもり食欲旺盛な白ヤギさん
東園地の黒ヤギ
甘えん坊で愛嬌たっぷりの黒ヤギさん

木場潟公園東園地の最新情報は、公式Instagramで発信しています。梅雨入り前にぜひ東園地を訪れて、気持ちのいい里山を満喫してみてください!

木場潟公園東園地のインスタグラム



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