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歴史・文化があふれるまち 〈こまつ〉

石川県内にある3つの「日本遺産」のうち、2つが小松市にあります(令和4年10月現在)。それぞれのストーリーを知ることで、小松市のまちの歴史や文化をさらに深く知るきっかけになるはず!ぜひ、小松の日本遺産を巡ってみてください。

日本遺産その1 「石の文化」

小松高校のグランド横にある小松城天守台

まず1つめ。平成28年度に認定された、「『珠玉と歩む物語』小松~時の流れの中で磨き上げた石の文化~」です。

小松の石文化の始まりは、弥生時代。碧玉の玉つくりを始まりとして、約2300年にわたり、金や銅の鉱石、メノウ、オパール、水晶、碧玉の宝石群、良質の凝灰岩石材、水に強く青白い「滝ヶ原石」湿気に強い黄色の「観音下石」九谷焼原石の陶石などの石の資源を見出してきました。

弥生時代の石の指輪としては日本最古のものが小松から出土

2022年7月に、JR小松駅周辺で発掘された石の指輪は、弥生時代の石の指輪として最古のもの。小松で産出していた緑色凝灰岩で作った精巧な指輪で、小松の石文化をさらに盛り上げる発見として、ニュースにも大きく取り上げられました。

このように小松は、近世に至るまで時代のニーズに応じて、現代の技術でも再現が困難なほど高度な加工技術や知識を磨き上げ、人・モノ・技術が交流する、豊かな石の文化を築き上げてきました。

巨大な石壁がそびえ立つ「観音下の石切場」、そして直線的に削って積み上げるという高度な技術で作られた「小松城天守閣」の石垣など、市内には石文化を感じられる場所がいろいろ。ぜひ、小松の石文化に触れてみてください。


日本遺産その2 「北前船の船主集落」

そして2つめの日本遺産は、平成30年度に「荒波を越えた男たちの夢を紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」です。

北日本と上方を航路で結び「動く総合商社」と謳われた北前船。それぞれの寄港地の人・モノ・文化を運び、現代に残しました。

一回の航海で莫大な富を生む商売ながらも「板子一枚下は地獄」、北前船の船主や船乗りたちは航海の安全を神仏に祈願しました。寄港地・船主集落にある神社仏閣の多くは、彼らの心の拠り所でもあったのです。

小松には、出向前に航海安全祈願をした安宅住吉神社があります。そして北前船で財を成した邸宅や船道具蔵、銀行社屋が残っています。

瀬戸家は火事により農村部の豪邸を移築した経緯のある珍しい船主邸宅

安宅地区にある北前船主の豪邸は、現当主が今も住んでいる「生きた資料館」。予約があれば公開にも応じており、豪華な調度品など当時の勢いを感じることができます。


小松市ってこんなまち
▶︎全国でもトップレベルの住みよさ!
▶︎ものづくり、ひとづくりのまち!
▶︎歴史・文化があふれるまち!
▶︎勧進帳ゆかりの、歌舞伎のまち!
▶︎子どもが喜ぶ施設がいっぱい!
▶︎海も山もちょうどいい距離!
▶︎美味しいもんがたくさん!