小松が「子育てしやすい」と言われるワケ
今回は、小松市の「子育て」にまつわる支援制度をご紹介。
小松市には、子育て世代へのさまざまな支援制度があります。2022年4月には「中学生の学校給食を完全無償化」したほか、2022年7月には「赤ちゃん紙おむつ定期便」をスタートしました。そして、赤ちゃんに絵本をプレゼントする「ブックスタート」は20年続いています。
そのほかにも、子どもの健康を見守るサービスや、働くお父さんお母さんをサポートする体制もバッチリ!
みなさん、小松市で子育てしませんか?
1. 赤ちゃん紙おむつ定期便
【赤ちゃんのいる方】
生後3か月から1歳の誕生月までの赤ちゃんを育てているご家庭に、無料で「紙おむつ」をお届けしています。お届け時に、子育てに関する情報提供や、見守り訪問を行うことで、子育てに対する心配や不安を和らげます。
2. 赤ちゃん訪問
【赤ちゃんのいる方】
生後2か月前後の赤ちゃんがいるすべてのご家庭に、保健師や助産師が訪問して赤ちゃんの体重測定など健康チェックをしたり、育児や母乳などのご相談に応じたりしています。その際に、予防接種についての説明や接種券をお渡ししています。
3. おなかの赤ちゃん給付金
【妊娠した方】
妊娠への祝福と、赤ちゃんの健やかな成長を願って、母子手帳の交付を受けた市内在住の方に、胎児1人あたり5万円の給付金を支給しています。
4. 出産予定日を過ぎて受ける妊婦健診の助成
【出産予定日を過ぎた妊婦の方】
妊婦一般健康診査14回目の受診票を使い終わり、出産予定日を過ぎて妊婦健診を受けた方に、1回の上限額5,760円、3回を限度に助成しています。
5. 任意風しん予防接種費用助成
【妊娠を希望する方】
妊娠初期に風しんに感染すると、生まれた赤ちゃんが先天性風しん症候群(難聴や心疾患、白内障や緑内障)を発症することがあります。小松市では妊婦が風しんにならないために、予防接種費用の一部を助成しています。
助成額は、風しん予防接種が6,500円、MR(風しん麻しん)予防接種が10,000円です。(ご注意:妊娠中は接種することができません!)
6. 不妊・不育治療助成
【妊娠・出産を希望する方】
小松市では、赤ちゃんを授かりたいと願うご夫婦の不妊治療や、不育症の治療に助成金を支給しています。
一般不妊治療費助成(タイミング療法、薬物療法、手術療法、人工授精などと、これらに付随する検査)
1年間5万円(自己負担額の2分の1以内)で、助成期間は2年間です。生殖補助医療費助成(体外受精・顕微授精とこれらに付随して行われる治療や検査、男性不妊治療)
石川県特定不妊治療費助成事業の助成が決定し、その助成額を除いても医療保険適用外の不妊治療費の自己負担額がある場合、1回の治療につき10万円を上限に助成しています。
生殖補助医療にかかった費用については、上限40万円(自己負担額の3分の2以内)。男性不妊治療も併せて行った場合は、生殖補助医療とは別に上限40万円(自己負担額の3分の2以内)も助成。ただし、高額療養費制度等の支給があった場合、その額は除きます。不育症治療費助成(保険適用外の不育症治療、およびこれらに付随する検査)
1年度あたり30万円を上限に、通算5年間助成しています。
7. 「新生児聴覚スクリーニング検査」の費用助成
【出産した方】
生後3か月未満で「新生児聴覚スクリーニング検査」を受け、小松市民として出生届が出され、かつ両親(あるいはどちらか)が小松市に住所がある場合に、その費用を上限2,000円助成しています。1人1回限り、保険診療時は対象外です。
8. 子どもの任意予防接種費用助成
【お子さんの予防接種を希望する方】
インフルエンザ、おたふくかぜなどの感染症から守るため、子どもの任意予防接種費用助成券を、毎年4月中旬に各ご家庭に送付しています。
インフルエンザは生後6ヶ月から高校3年生までが対象で、助成金額は3,500円。おたふくかぜは1歳から高校3年生までが対象で、助成金額は6,000円。ほぼ無料で予防接種が受けられます。
病気の治療のための再接種など、その他の任意予防接種も3,000円が助成されます(接種前に市にご相談ください)。
9. こども医療費の助成
【お子さんがいる方】
0歳〜高校3年生まで、子どもの医療費(保険適用分)は小松市が全額負担するため、医療機関の窓口での支払いは必要ありません。ただし、高額医療費など、別途医療費の助成の対象となった場合は、自己負担分に対して助成します。
10. こまつ病児保育ルーム
【お子さんがいる共働きの方】
小さいお子さんがいる家族の切実な悩みのひとつ、「子どもが病気だけど、仕事の都合で看病が難しい…」。そんなとき、病気のお子さん(首が座った赤ちゃんから小学6年生まで)を預かる保育ルームを設置しています。
場所
こまつ病児保育ルーム(小松市民病院併設)小松市向本折町ホ60
[利用時間]7:30〜18:30(7:30〜8:30、17:30〜18:30の間は延長料金が発生します。)
なんぶ病児保育ルーム(旧粟津診療所内)小松市島町カ20
[利用時間]8:30〜17:30料金
[1日(4時間以上)] 1,500円
[半日(4時間未満)] 1,000円
[食事・おやつ] 500円
[延長] 1時間につき300円
*なんぶ病児保育ルームをご利用の方は、食事・おやつをご持参ください。お茶はご用意しています。
*利用制限、持ち物、定員があります。
*初めての方は登録が必要です。事前の登録をお勧めしています。
*利用予約前に医療機関を受診し、医師の診療情報提供書が必要です。
11. マイ保育園 利用券の交付
【妊婦、および3歳までのお子さんのいる方】
「マイ保育園」とは妊娠中から出産後の育児不安を解消するための、いわば「かかりつけ保育園」制度。身近な保育園や幼稚園、こども園などで、育児教室や育児相談が無料で受けられます。
産休明けは「マイ保育園利用券」を使って、リフレッシュしたいときや用事があるときなど、お子さんを3回まで無料で預けることができます(平日午前中の半日)。
12. 多子世帯 放課後児童クラブ 利用支援事業
【2人以上のお子さんがいる方】
第2子以降のお子さんが「放課後児童クラブ」を利用する場合、月額1万円を上限に利用料の一部を助成しています。所得制限があり、申請が必要です。
13. ブックスタート
【赤ちゃんがいる方】
イギリスで1992年から始まった「ブックスタート」は、赤ちゃんと絵本を開く楽しいひとときを「分かち合う」ための事業で、小松市では2002年から実施しています(全国で2番目!)。
小松市のすこやかセンターでの「4カ月児健康相談」では、絵本を1冊プレゼントしています。
ご紹介した助成金などには対象基準がありますので、それぞれの担当課までお問い合わせください。
赤ちゃんがお腹にいるときから子育てしやすい環境を整えることで、毎日の安心をベースに、子どもたちは遊びも学びも思いっきり!
小松市ではこれからも、家族みんなが笑顔になる応援をしていきます。