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【まもなく北陸新幹線駅開業】第3弾!小松のみなさんに聞いてみました

2024年3月16日の北陸新幹線「小松駅」開業に向けて、盛り上がる小松の様子をお伝えする【まちのみなさんに聞いてみました】シリーズ。

第3弾は「Komatsu九(こまつナイン)」にある、観光案内所を備えたスーベニアショップ【小松土産店】、イベントや展示会などに利用可能な【ギャラリー&イベントエリア】、続々と利用者が増えている【コワーキングエリア】のスタッフの方々に〈新幹線に寄せる期待〉について伺ってきました!

Komatsu九の通路
東口広場から西口広場に抜ける通り
Komatsu九のエリア紹介

コンシェルジュが常駐!【小松土産店】

最初は、小松駅高架下の〈スーベニア&カフェエリア〉にある【小松土産店】(こまつとさんてん)。こまつ観光物産ネットワークが運営する、観光案内所を備えたスーベニアショップです。

小松土産店
常時1000点ほどの商品が並ぶ「小松土産店」

「スーベニア=お土産」ですが、地元の方々も気軽に立ち寄りたくなるセレクトショップのような存在。観光案内所というと観光客を対象としたイメージがありますが、市民も知らない小松の旬の情報をゲットできる場所でもあります!

観光案内所
小松市を中心とした観光パンフレットが揃う

ここでコンシェルジュリーダーとして活躍しているのが、瀬川千明(せがわちあき)さん。名札はなんと〈滝ヶ原石〉でできているんですって。そしてその上には、九谷焼と手染めした布花でできたアクセサリー〈九谷花〉(くたにか)がキラリ!コンシェルジュは色違いの〈九谷花〉を付けているとのこと。

滝ヶ原石の名札と、九谷花のアクセサリー
九谷五彩のグリーンが目を引く【九谷花】と、【滝ヶ原石】を素材にした名札

今一番売れ筋の商品を聞いてみると、マルフジのスイートポテト「いもほり長者」だそう。そのほか、小松うどんやトマトカレー、地酒も人気とのことです。

マルフジの「いもほり長者」
マルフジの「いもほり長者」(311円)

市民の方も多く訪れる店になってほしいと、通路側はポップアップコーナーに。定期的に商品を入れ替え、訪れるたびに新鮮さと楽しさを感じてもらえるよう演出しています。

現在は〈北陸の温かい食卓〉がテーマ(2024年1月15日まで)。鍋の出汁や味付けにおすすめの調味料や、とり野菜みそのうどん、のどぐろラーメンなどに加え、熱燗におすすめの酒器など、冬の食卓を豊かにしてくれる商品が勢揃い!

ポップアップコーナー
通路側のポップアップコーナーには季節のおすすめ商品がずらり

秋は市内の紅葉スポットなどを尋ねるお客さんが多かったという瀬川さん。バスの待ち時間や歩く距離なども説明し、お客さんに応じた交通手段や最適な観光ルートを提案するなど、きめ細やかなコンシェルジュサービスを行なっています。

3月の新幹線駅開業への期待を伺ってみると…。

小松土産店の瀬川千明さん
【小松土産店】コンシェルジュチーフの瀬川千明さん

[瀬川さん]
小松駅はビジネス利用の方が中心ですが、新幹線が開通することで、観光のお客様が増えることを期待しています。一方で、オープンから多くの市民のみなさんにご来店いただいていて、地元で末長く愛されるために、何回来店しても常に新しい発見があるような店づくりをしていきたいと考えています。市内外問わず、たくさんの方が集う場所になれば嬉しいです。


小松土産店
[営業時間]
 観光案内所(コンシェルジュ常駐):8:00〜18:00
 スーベニアショップ:8:00〜20:00
[定休日]なし
[電話番号]0761-21-8208

Komatsu九 インスタグラム


土器の美しさに圧倒!【ギャラリー&イベントエリア】

続いては、西口のバスターミナルに面したギャラリー&イベントエリア。東口に向かう通路には、ガラス越しにずらっと並ぶ土器が。

Komatsu九 レンタルスペース
美しく陳列された土器が目を引く「ギャラリー&イベントエリア」

日本遺産に認定された小松の〈石の文化〉などにまつわるすごいものたちが、現物で展示されています。北陸の職人の仕事も紹介し、長い歴史を紐解きながら、さまざまな産業が発展してきた小松の現在地を知ることができる場所となっています。

レンタルスペースの常設展示
小松の歴史と文化を知ることができる常設展示

広報担当の紙谷美郁(かみやはるか)さんによると、展示されている土器はすべて小松駅のあるエリアから出土したものだそう。土器の底などさまざまな視点から見ることができるよう展示に工夫を凝らし、用の美を讃える美術品として新たな命を吹き込んでいます。

たくさんの土器を展示
小松駅周辺は弥生時代に大規模な環濠集落「八日市地方遺跡(ようかいちじかたいせき)」があった場所

ギャラリー&イベントエリアはレンタルスペースとしても利用可能。人の往来が多い駅で、誰でも気軽にイベントを開催することができます。ここなら雨でも雪でも大丈夫!大型のモニターも備えており、映画などの上映会や演奏会にもぴったりです。しかもガラス越しに中を覗けるため、ふらっと入りやすい空間になっています。

レンタルスペースのホール
180㎡のホールは、午前4,900円、午後9,800円、夜間11,200円、全日22,400円でレンタル可能(2023年12月現在/モニターは別料金)

また、白壁のギャラリーが2室あり(間仕切りを外すことも可能)、ピクチャーレールとスポットライトが完備。展示会はもちろん、こじんまりとしたワークショップなどにも使うことができますよ。

レンタルスペースのギャラリー
30㎡のギャラリーは1室あたり、午前500円、午後800円、夜間1,000円、全日1,900円(2023年12月現在/2室つなげることも可能)

レンタルスペースを〈やりたいことを叶える場所〉にしてもらいたいという紙谷さんに、新幹線駅開業への期待を伺いました。

こまつ賑わいセンターの紙谷美郁さんの紙谷美郁さん
【こまつ賑わいセンター】Komatsu九 広報担当の紙谷美郁さん

[紙谷さん]
首都圏と小松の往来がしやすくなり、来る方も出る方も増えていく…そんな地域内外の人々が行き交う駅のお隣で、人・もの・情報の交流拠点としてKomatsu九が機能することで、小松に新たな価値が生まれていくのではないかとワクワクしています。外から来てくださる方には小松の魅力を知るきっかけの場として、地元の方には小松の魅力を再発見する場として、ぜひ立ち寄っていただきたいです。


Komatsu九 ギャラリー&イベントエリア
[営業時間]7:00〜22:00
[定休日]なし
[電話番号]0761-58-2775


高校生にも人気!【コワーキングエリア】

最後は、仕事や勉強などに集中できるコワーキングエリアです。利用者同士の交流を生み出す場としても始動した注目のスポット。東口広場のモータープールに面した、明るく開放的な空間です。

Komatsu九 コワーキングエリア
東口広場に面した「コワーキングエリア」

Wi-Fiや電源はもちろん、プリンターも備えられ、出先で仕事をするのにぴったりの場所。定員8名の会議室には、モニターやホワイトボードを完備。商談や打ち合わせのほか、WEB会議にも便利です。

フリースペース
静かなBGMが流れ、打ち合わせも可能なフリースペース

月額利用の会員プラン(全日/一般 15,000円、高校生以下 5,000円)のほか、一時利用もOK!2時間500円、終日でも1,000円(いずれも高校生以下半額)で利用できるとあって、出張中のビジネスマンの利用も多いのだとか。

個人ブース
特に集中したいときに便利な「個人ブース」(追加料金なしで利用可)

今年9月のオープン当日に初の月額会員となったのは、なんと地元の高校生。電車やバスを待つ時間を有効活用できる「駅」という場所だからこそ、使いやすいのかもしれません。

小上がりスペースなどリラックス空間
足を伸ばせる小上がりスペースにはテントを設置、小さなリラックス空間に

スタッフの宮本由貴(みやもとゆき)さんによると、Komatsu九のカフェや飲食店をフリースペースとして使うこともできますが、集中して勉強したい高校生の輪がこのコワーキングエリアで広がっているそうですよ。

九谷焼の手洗いボウル
手洗いボウルは九谷焼

さらに先月からは、〈ゆるく知り合いの輪を広げよう〉というコミュニティプログラムも始まりました。仲間探しをしたい、趣味友達を探したい、小松を盛り上げたい…など、ビジネスでもプライベートでも交流を促進する場を創出したいとのこと。SNSやサイトで告知をしていくそうです。

リアルな場所でつながりを広げてもらいたい。利用者をつなぐ存在である「コミュニティリード」として活躍する宮本さんにも、新幹線への期待を伺いました。

ATOMicaの宮本由貴さん
運営する【ATOMica】のコミュニティリード、宮本由貴さん

[宮本さん]
元は金沢に住んでいたので、2015年の北陸新幹線開通前後の賑わいの変化をリアルに体感して、衝撃を受けました。小松にも新幹線が通れば、人の往来が格段に増えて、住んでいる方の価値観や感覚が大きく変わると思います。地元以外の方から教えてもらう〈小松の魅力〉もあるに違いありません。多くの人たちが行き交い、つながり、賑わう場所になれば。延伸をとても楽しみにしています。


Komatsu九 コワーキングエリア
[営業時間]
 会員:全日 7:00〜22:00
 一時利用:月〜金(祝日除く)10:00〜22:00/18:00最終受付、無人運営時間あり
[定休日]なし

コワーキングスペース インスタグラム


まとめ

小松駅の高架下にオープンした「Komatsu九」で、3回にわたって伺った「北陸新幹線への期待」。今度は駅を飛び出し、2024年3月16日の開業を盛り上げようと奮闘する市民のみなさんをご紹介します。お楽しみに!

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