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小松市で始まった【赤ちゃん紙おむつ定期便】って?|子育てに優しいまち〈こまつ〉

みなさん、こんにちは。ぽかぽか春の陽気が気持ちいい日が増えてきて、公園にも赤ちゃん連れでお散歩されている姿をよく見かけるようになりました。桜ももうそろそろ、お出かけにもウキウキする時期ですね。
さて、今日は小松市の子育て支援制度のひとつ【赤ちゃん紙おむつ定期便】についてご紹介します。

【赤ちゃん紙おむつ定期便】とは

簡単にいうと〈生後3ヶ月を迎えた赤ちゃんに、1歳のお誕生月まで毎月紙おむつを無償で1パックお届けする〉という支援制度です。

赤ちゃん紙おむつ定期便の説明

対象となるのは、小松市に住所がある赤ちゃんとその保護者の方。転入した方の場合は、小松市に転入届を出した月の3ヶ月後から1歳の誕生月までとなります。

昨年7月にスタートしたこの制度、移住された方からも「これはほんとに嬉しい!助かる!」とお話を聞くことが多く、赤ちゃんのいるご家庭に向けてのきめ細かいサービスが特徴なんです。今回配達に同行させていただきましたので、どんな制度なのか詳しくご紹介しますね。

どうやって申し込むの?

出生届や転入届を出すと、まず小松市のこども家庭課から対象のご家庭に【赤ちゃん紙おむつ定期便】の案内が届きます。

そこに記載されているQRコードを読み込んで、電子申請サービスで申し込むと、毎月配達業者さんを通じて紙おむつが1パック支給されるという仕組み。お届け時には、子育てに関する情報提供を行ったり、保護者の方へのお声がけをしたり…というのも、この定期便ならではの特徴的なサービスなんです。

ちなみに、赤ちゃんと保護者の方の〈見守り〉をすることが目的なので、対面でのお渡しが基本。里帰り先などご自宅以外の場所には配達できません。

案内状
該当の家庭にはこのような案内状が届き、電子申請で申し込みます

誰が配達してくれるの?

配達を担当するのは、コープいしかわさん。小松市内の配送センターから対象のお宅に届けます。ちなみに、2022年7月の出発式の様子はこちらで紹介されています。

コープいしかわ配送センター
コープいしかわさんの配送センター

見守りおむつはいたつ」専用の配達車が2台あり、市内約600ある該当のご家庭を毎日順番に回っています。担当者の1人、おむつ配達専任の久保田珠里さん。久保田さんも5歳と2歳のお子さんがいらっしゃるママさんです。

専用車
専用車にはコープいしかわのコポ丸とカブッキーが!

どんなおむつが届くの?

まずは、配送センターで専用車におむつを詰め込みます。現在お届けしているのは、パンパース、メリーズ「ファーストプレミアム」、メリーズ「ずっと肌さらエアスルー」。それぞれパンツタイプ、テープタイプがあり、サイズも含めると約20種類ほどの中から自由に選ぶことができるんです。

赤ちゃんの月齢や体型に応じて、新生児用・S・M・Lと揃っていて、成長に合わせて変更も可能。おむつの変更はQRコード経由でも電話でも、柔軟に対応してくれるので安心です。

紙おむつ
種類によってはおしりふきがついています
紙おむつカタログ
種類・大きさなど約20種類から選べます

子育て情報サービスも!

この【赤ちゃん紙おむつ定期便】の大きな特徴は、子育て情報も一緒に届けること。今回お届けしたのは、子育ての悩みなどの相談先のご案内です。このほか、カブッキーランドなど子育て施設の情報などもお届けすることも。声かけをしながら直接渡すことで、より興味を持ってもらえるようにしています。

子育て情報
直接会ってお話しながら子育てなどの情報を提供しています
専用車
紙おむつと子育て情報を詰め込んで出発!

配達に同行させていただくと…

久保田さんは、毎日20軒前後を回ります。会ってお話することで、さりげなく見守るのが目的。数日前に訪問日をメッセージでお知らせして、できるだけ直接お渡しできるようにしています。

訪問の際は、何か困っていることはないか声かけをします。久保田さんによると、「離乳食が始まるんだけど」とか「人見知りが始まった」とか、育児中のふとした疑問や悩みなどを打ち明けてくれるママさんも多く、長めにお話することもあるそうです。

今回同行させていただいたのは、7ヶ月の惺大(しずき)くんのいる谷さんのお宅です。ママの実優(みゆう)さんに【赤ちゃん紙おむつ定期便】について聞いてみると…。

谷実優さん、惺大くん
谷実優さんと7ヶ月の惺大くん

[実優さん]めちゃくちゃ助かってます。上の子のときはこのようなサービスはなかったので、紙おむつは必ず使うものなのでとても嬉しいです。それから産休期間ということもあって家にずっといるので、こうやって訪ねてきてくれてお話してくださるのが息抜きになっています。

紙おむつを渡す様子
対面で紙おむつをお渡し
久保田珠里さん
たっぷりの笑顔で癒しもお届け

まとめ

毎月紙おむつが支給されるという経済的な支援に加えて、重要なのがこの〈見守り〉支援。特に初めての子育ての場合は何かと不安になりますよね。1歳になるまでのそんな時期を【赤ちゃん紙おむつ定期便】として、ご自宅に訪問して何気ないお話の中でさりげなくサポートする制度なのです。




小松市では、他にも出産・育児のさまざまな支援を行っています。
おなかの赤ちゃん給付金は令和5年から拡充され「おなかの赤ちゃん給付金・うまれた赤ちゃん給付金」として5万円から15万円に増額されました。また、伴走型の相談支援として、出産、子育てや健康面での悩みや困りごとの相談、各種サービスのご案内、利用できる制度のアドバイスなどを、保健師や助産師、看護師などの専門スタッフが行います。

他にも、こちらの記事で子育て支援の情報をまとめていますので、こちらもぜひご参考に!小松市は〈子育てにやさしいまち〉として、家族みんなが安心して暮らせるような環境づくりに取り組んでいきます!


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